人の心に残る思いつきとは、
―― Simple, unexpected, concrete, credible and emotional storys.
であるそうですよ。
頭文字をとって、
――SUCCESs
です。
つまり、
――単純で、予想外で、具体的で、信じられそうで、気持ちに訴えるような物語
ということですね。
アメリカの学者とコンサルタントとの2人が、最近になって、著書で主張したことだそうです。
この主張で最も大切なことは、
――人の心に残る思いつきとは、物語である。
ということでしょう。
「SUCCESs」のうちの最後の「Ss = storys」に注目すべきだということです。
よくみると、この「Ss」だけが修飾されている言葉であり、残りの「SUCCE」は修飾している言葉なのですよね。
さらにいえば、「simple」で「concrete」であるとは、要するに、
――わかりやすい
ということです。
つまり、人の心に残る思いつきとは、
――わかりやすい物語
である、と――
もちろん、それだけではダメで――
他にも、意外性があったり、信頼性があったり、情緒的であったりしなければならないということなのですが――
おそらく、「SUCCESs」の6つの要素を均等にとらえようとしたら、かえって頭が混乱するでしょう。
ただの雑学の知識で終わってしまう――
思いつきを人の心にとどめるには――
まずは「わかりやすい物語」であることが必要だ――
ということです。