マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

外殻のウソを看過し、中核のマコトを看破する

 ――ウソから出たマコト

 などといいますが――
 本当は、

 ――ウソの中にもマコト

 だと思っています。

 どんな虚偽にも真実が含まれているものです。
 たとえ、それが真実の断片であったとしても――

 だから――
 世にはびこる虚偽を指弾するのではなく、そうした虚偽に含まれる真実の断片を究明するほうが、よほど建設的だと思うのです。

 ――ウソはウソだ!

 などと喚き続けていては疲れるし――
 傍で喚かれるほうは、もっと疲れてしまう――

 ウソに迎合する必要はありませんが――
 ウソを看過する必要はあるのです。

 外殻のウソを看過し、中核のマコトを看破する――
 そういう寛容さが求められるでしょう。