もうけようと思ったら――
損をするリスクとも付き合わねばなりません。
ここでいう「もうける」とは、
――正当な分量よりも多くの利益を獲得する。
という意味です。
簡単にいえば、
――余計な利益を得る。
ということです。
余計な利益を追求すれば――
その画策には余計な損失が潜在化します。
その原理は、
――人知には限りがある。
ということに関わります。
もうけようと思って常にもうけられる人など、この世には存在しません。
そこまで社会の動きを隅々まで把握できる人は存在しません。
ですから――
もうけようと思うということは、
――損をする覚悟を決める。
ということでもあります。
その覚悟が決まらないうちは、
――もうけようと思う資格がない。
といってよいでしょう。
資格のないままに投機や博打に邁進すれば――
資格のある誰かのもうけに無意識に寄与してしまうだけで終わるでしょう。