思考を重ねて答えが出なければ――
行動に移して答えを求めるしかありません。
ただ座って、ああでもない、こうでもないと、首をひねっているだけでは――
どんな結論だって導けません。
間違った結論すら導けないでしょう。
たしかに、間違った結論を導かないためには――
ただ座って首をひねっているのも、悪くはないのかもしれません。
が、人に与えられている時間は、たいして長くありません。
たとえ、間違った結論であっても――
とにかく、
――何らかの結論を出すこと、それ自体
に意義を見出せる局面というのが、人生には何度かあると思うのです。
そのときは、行動です。
実際に動いてみる――
動くことで――
何かを感じ、思い、考え、何らかの得心に至ります。
その得心が示唆する結論は、もしかしたら間違っているかもしれません。
が――
それを得たことで、少なくとも無為な時間の消費は避けられるでしょう。
それは――
人に与えられている時間が、そう長くはないことを思えば――
意義の深いことです。