マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

単純な生き方とは?

 ――単純な生き方とは?

 ということについて、また考えています。

 数年前までは、

 ――それは、持ち物を多くもたないで暮らすことである。

 と固く信じていました。

 この「持ち物」のなかには無形の物も含みます。
 たとえば、愛着とか拘りとかプライドとか虚栄心とか――

 つまり、「持ち物を多くもたない」というのは、単に「例えば家財などが少ない」という意味ではありません。

 が――
 基本的には、「家財」は有効な指標になると思っています。

 というのは、「家財」などの有形の持ち物が少ない人は、「愛着」とか「拘り」とか「プライド」とか「虚栄心」とかも、けっこう少ないような気がしているからです。

 とはいえ――
 よく考えてみたら、例えば、無理して「家財」を減らすことに拘るあまりに、かえって生き方が複雑になって本末転倒になることは、十分に起こりうるわけですよね。

 ですから――
 この話は、そう簡単には済まないのです。

「家財」が多くても、単純に生きている人は、いるはずです。

 それが、どういう生き方なのかを考えてみることが「単純な生き方」を模索する早道なのだろうと――
 今は思っています。

 それを今、考えているところです。
 どんどん増えていく自分の家財とニラメッコをしながら――(笑