昨夜は久しぶりに、たくさん寝ました。
たくさん寝ると頭がスッキリするので――
色々なことを多角的に考える余裕が生まれます。
「多角的に」というのは、
――様々な立場や境遇にある人たちの視点を想像しながら――
といったくらいの意味です。
多角的に考えることができれば――
例えば、
(それは細かいことだから、たぶん、どうでもいいよね~)
と割り切ることができます。
逆に――
(これは重大なことかもしれないから、じっくり検討しよう)
と腹をくくることもできます。
先日――
ある舞台演出家の方が、TV番組のインタビューに答えて、
――何かに悩んで苦しみだしたら、大宇宙の中のチッポケな銀河系を思う浮かべ、さらに、その中に含まれるチッポケな惑星を思い浮かべ、さらに、その表面にあるチッポケな島国の中の、ほんの狭い地域に暮らしている自分の姿を、リアルに思い浮かべる。
というようなことお答えになっていました。
(たしかに、それは有効そうだ)
と感じました。
そのような視点を獲得したら――
ただ生きていられるだけで、嬉しくなりますものね。
それは――
「ほんの狭い地域に暮らしている自分」の周囲に、その「自分」とは違う「別の自分(他者)」が無数に暮らしていることを――
無意識に想像できるからでしょう。