マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

晴耕雨読の暮らしぶりというのは

 きょうは全国的に朝から豪雨が降り続いているようですね。

 水害の危険性が高まりそうです。

 こういうときは――
 農家の方々は、気が気でないのだといいます。

 豪雨が田畑を荒らすかもしれないからです。

 日頃から、しっかりと手入れをしていれば、それほど心配はしなくてもよいのだそうですが――
 兼業農家では、そうはいかないでしょう。

 そのようなわけで――
 雨が降りしきるなか、あわてて用水路の様子を見に行って足を滑らせて溺死するという事故が、時々、起きてしまうようです。

 いたましい限りです。

 ――晴耕雨読

 という言葉がありますね。

 晴れの日は農作業に勤しみ、雨の日は書物に目を通す――
 そんな暮らしぶりのことですが――

 猛烈な雨が降りしきるなかでも、じっと静かに本を読んでいるためには――
 日頃から田畑の手入れをしっかりとやっておく必要があるに違いありません。

 晴耕雨読の暮らしぶりというのは――
 実際には、自律・克己の賜物かもしれませんね。