マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「常識」や「前提」が「悪意」や「敵意」に変貌する

 ある社会常識が無意識の前提となって、誰かの言動や生活様式を縛るときに――
 その「常識」や「前提」は――
 少なくとも言動や生活様式を縛られる側の人たちにとっては――
 単なる、

 ――悪意

 ないし、

 ――敵意

 以外の何物でもないのですよね。

 もちろん――
 ただの「常識」や「前提」が「悪意」や「敵意」に変貌することは――
 言動や生活様式を縛る側の人たちにとっては、思いもよらぬことです。

 なぜ、こんなことになってしまうのか。

 キーワードは、

 ――無意識

 でしょう。

 きっと――
 意識してのことでしたら――
 まだ、よいのですよ。

 少なくとも、ただの「常識」や「前提」が「悪意」や「敵意」とみなされることはない――

「常識」や「前提」が、無意識に押し付けられているから――
 それらが、単なる「悪意」や「敵意」とみなされてしまうのです。