マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

怠け癖

 一度、怠け癖がつくと――
 なかなか抜け出せませんね。

 どうしても――
 楽なほうへと流れてしまう――

(これではいけない!)
 と思って――
 頑張ってツラいほうへと立ち向かっていくのですが――

 ときどき、
(この“頑張り”に、いったい、どんな意味があるの?)
 と考え込んでしまうことがあります。

 頑張ることに絶対的な価値はないはずです。
 ときには、頑張らないことにも価値はある――楽なほうへと流れることにも価値はある――楽をすることが悪徳であるとは限らない――

 もちろん――
 頑張ることに価値があるということも、決して少なくはないと思いますが――

 あることについて怠け癖がついている場合――
 それは、無意識の自我が、楽な道を明確に教えてくれているのだ――
 と、考えることはできないでしょうか。

 日頃の思い込みで、

 ――それは、いけないことだ!

 と決めつけていることであっても――
 その「いけないこと」を無意識のうちに自然とやってしまっている場合には、

 ――それは、本当に「いけないこと」か。

 と無意識の自我が質してくれている――

 そう考えることは、できないでしょうか。

 怠け癖というと、つねに“悪者”ですが――
 たまには見直してみるのも一興かもしれません。