マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

つねに論理や事実を越えようとする

 論理を乱し――
 事実を曲げて――
 それでも、人の心を動かしうるのが――
 芸術の力だと思っています。

 論理が乱れれば、ふつうは理解されません。
 事実が曲げられれば、ふつうは無視されます。

 その「ふつう」ではない状況――
 それこそが芸術のもたらす状況です。

 芸術が日常ではなくて、非日常と相性が良いのは――
 その基本的な性向として、芸術は、つねに論理や事実を越えようとするからです。