マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

その「重み」は、誰かに仕事を頼まれたときの「重み」と同じくらいに

 誰かに仕事を頼まれたときに――
 頼まれた仕事に、すぐに取り掛かるのは――
 たとえ、自分が一刻も早く肩の荷をおろしたいためだけであったとしも――
 その仕事を頼んだ人には、なぜか深く感謝されるのですね。

 なぜならば――
 仕事を頼む人のほうも、頼まれる人と同じくらいに、

 ――重み

 を感じるからです。

 誰かに仕事を頼んだときに――
 頼んだ人が、なかなか仕事に取り掛かってくれない場合には、

 ――なんだ。あの人、私が頼んだ仕事を全然やってくれないよ。

 と、なんとも嫌な気持ちになるでしょう。

 その「なんとも嫌な気持ち」が「重み」となって――
 ずしりと、のしかかってくるのです。

 その「重み」は、誰かに仕事を頼まれたときの「重み」と同じくらいに、ずしりと重いでしょう。