チームの力量は――
そのチームの各成員の力量の総和だと、つい考えがちですが――
そうではありません。
全く別の観点から見積もるのがよいでしょう。
それは、
1)チームの誰もが、時にリーダーになりうるか
2)チームの誰もが、無私の心に徹しているか
の2点です。
リーダーが1人しかないチームは――
まとまりは良いかもしれませんが――
その「まとまり」は、予期せぬアクシデントが生じたときには、脆いでしょう。
皆が利己心にとらわれているチームは――
全員の利害が一致しているときには絶大な相乗効果を生むでしょうが――
その「相乗効果」は、容易なことで相互反目に堕するでしょう。
この2点が揃っていれば――
仮に、チームの各成員の力量の総和が圧倒的に劣っていたとしても――
チームの力量としては、それなりに優れている、ということがありえます。
チームの力量は、単純な足し算では測れません。