マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

現実ではなく、虚構を共有できるか

 人と人との相性は――
 どれくらい現実を共有できるか、ではなくて――
 どれくらい虚構を共有できるか、にかかっているのだと感じます。

 人と人とが現実を共有するのは、そんなに難しくない――
 例えば、災害時に狭い避難所で「災害」という現実を共有することは、容易ではないにせよ、至難ではない――

 が――
 虚構を共有するのは、至難ですよ。

 虚構といえば――
 小説とかマンガとかTVドラマとか映画とかゲームとかの物語を思い浮かべる方が多いと思いますが――

 ここでいう「虚構」とは――
 何も物語だけではありませんよ。

 例えば、理想とか、信条とか、思想とか、正義とか、義理とか――
 そういったことも、広い意味では、虚構に含まれます。