人は――
ゴールが目前に見えていると――
最後のひと踏ん張りはできますが――
でも――
本当の意味での頑張りは――
全くできなくなってしまうように思います。
ゴールが目前に見えていると――
ゴールに駆け込んだ後の安寧に浸る自分を、どうしても思い浮かべてしまう――
そうすると、
(ま、いいか。ここまで頑張ってきたんだし……)
と、怠け心が首をもたげてしまう――
人は――
もし、いつまでも真剣に頑張り続けようと思うのなら――
ゴールを目前に設定してはいけないのかもしれません。
遥か彼方で霞んで見えるくらいに設定しておくのが――
ちょうどよいのかもしれません。
その場合――
ゴールに駆け込むことが目的ではないのです。
いつまでも真剣に頑張り続けることが目的です。