マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

大変に貴重で、かつ有り難いはずのこと

 本当は大変に貴重で、かつ有り難いはずのことを――
 それが何ということはなく繰り返されているという理由だけで――

 ――当たり前

 と思うようになっては――
 いけないのですね。

 大変に貴重で、かつ有り難いはずのことというのは――
 通常は、何ということはなく繰り返されたりはしないものですから――
 つい人は錯覚を起こしてしまうのですが――

 そういうことでは、いけないのです。

 それだと、その「大変に貴重で、かつ有り難いはずのこと」を、早晩、享受できなくなってしまう――

 大変に貴重で、かつ有り難いはずのことというのは――
 その発生頻度の低さで測ってはいけないのです。

 そうではなくて――
 あくまで、その事象ないし事態の性質の中身で判断しなければならない――

 というのは――
 ごくまれに――
 大変に貴重で、かつ有り難いはずのことが――
 頻繁に発生したりすることがあるので――