毎年――
盆や正月の季節にテレビなどで帰省ラッシュのニュースをみていて感じることなのですが――
――激しい渋滞
という表現に、思わず、
(ん~?)
と苦笑いをしてしまいます。
(ギャップ、ありまくり~)
と――
おそらく「激しい渋滞」というのは「なかなか車が前に進まないような渋滞」くらいの意味だと思うのですが――
その「なかなか前に進まない」という表現に、あきらかに静的なイメージが感じられる――
ところが、「激しい」という言葉には、どうしても動的なイメージがつきまとう――
そこからくるギャップです。
いってみれば、
――甚だしい静寂
とか、
――活き活きとした閑散
といった表現に通じるようなギャップですね。
まあ、「激しい渋滞」が、そこまで奇妙な表現でないことは認めますが……(苦笑