いつか自分の書いている文章を、
――け!
といって――
どこかに廃棄してしまいたくなる日が来るんだろうなと思っています。
ひょっとしたら――
今、こうして『道草日記』に書いている文章を、「け!」といって、どこかに廃棄してしまっているかもしれない――
5年くらい未来の僕が――
それでもいいから――
文章を書く――
今も、こうして書いているのは――
その覚悟ができたから……でしょう。
文章を書き続けるには――
今の自分が駄文を書いているかもしれない恐怖に打ち克つことも――
たぶん必要なのです。