時間は感じるものだと――
きのうの『道草日記』で述べましたが――
(たしかに、そうかも……)
と意を強くしました。
けさ――
時間を感じないようにしてみたのです。
具体的には――
20分で着くところを目指して1時間前に出かけたのです。
目的地には、20分で着いてもいいし、1時間で着いてもいい――
30分で着いてもいいし、40分で着いてもいい――
50分で着いてもいい――
つまり――
どうだっていい――
時間なんて、どうだっていい――
……
……
この「時間なんて、どうだっていい」という感覚は、ほんの一瞬の出来事ではありましたが――
ひどく新鮮な感覚でした。
まるで、時間それ自体が、この世に存在していないかのような感覚――
……
……
たぶん本当に――
それと感じさえしていなければ――
時間は、この世には存在していないのでしょう。