マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

題名は、中身が隠れているからこそ

 本の題名が目に飛び込んできて――

(あ。これ、読みたい!)
 と思ったら――

 何としても読みたくなってしまうものです。

 それくらい――
 本の題名には、ときに強烈な魅力が宿ります。

 が――
 その本を手に入れて、いつでも中身を覗ける状態になってしまったら――

(まあ、いいか)
 と、なってしまう――

 何としても読みたいという気持ちが薄れていく――

 題名は、中身が隠れているからこそ――
 なのだと思います。

 良い意味でも悪い意味でも、それが題名の本質でしょう。