10円を払って、
――失敗した!
と思うことがあれば――
1万円を払って、
――得をした!
と思うこともあります。
金遣いの問題は――
決して金額の大小ではないのですね。
何に幾ら払ったか――
そのバランスこそが本質です。
32円の駄菓子を買って幸せになることがあれば――
32万円のスイートルームに泊まってフラストレーションをためることもあります。
肝心なのは――
自分なら、その駄菓子に幾らの値段をつけるのか――そのスイートルームに幾らの値段をつけるのか――
その判断です。
自分なりの値付けの方法論をしっかりと確立していれば――
金遣いで嫌な思いは、たぶんしないで済むのです。