マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

生きる希望というものは

 生きる希望というものは――
 いつだって、

 ――他者からの現状肯定

 に支えられていると――
 僕は思うのです。

 自分の周囲の人たちから、

 ――あなたは今のままでいいんだよ。何も変えなくていいんだよ。

 そういわれること――
 それこそが、自分にとっての生きる希望となる――

 たとえ、どんなに峻烈に頑張っていても――
 たとえ、どんなに自堕落に怠けていても――
 そうやって「他者からの現状肯定」を受けることで、人は、生きる活力を少しは抱くようになる――あるいは、生きる活力を少なくとも萎えさせることはない――

 そうやって「他者からの現状肯定」を受けることで――
 それでも、

 ――いや。今のままではダメだ! ダメなのだ!

 と思えるかどうか――
 それは次の段階です。

 その、

 ――変革の意思

 を自分にとっての新たな希望とみなせうるかどうか――
 それは、また別の問題です。