マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自分が「信じたい」と思うような情報は

 人は――
 自分が「信じたい」と思うような情報は――
 すぐに信じてしまうものなのですよね。

 ――ああ、そうだ。そうに決まっている。

 と――

 とくに批判的に吟味することもなく――
 容易に受け入れてしまう――

 自分が「信じたい」と思う情報に触れたときに、その情報の信憑性を冷静に分析したいと思ったら――
 人は、どうすればよいのでしょうかね。

 その情報をいったんは、

 ――信じたくない!

 あるいは、

 ――信じられない!

 といって、強く拒まなくてはならないのでしょうか。

 もし、そうだとしたならば――
 はたして、人は、それをちゃんと拒むことができるのでしょうか――自分が信じたがっている情報なのに――

 おそらく、自分が「信じたい」と思うような情報に触れてしまった時点で、

 ――勝負あり

 なのでしょう――「勝負あり」とは、要するに「自分が簡単に騙されてしまう」ということです。

 予防策はただ一つ――
 自分が「信じたい」と思うような情報は、想定も仮想も期待も予想も一切しない、ということくらいでしょうか――
 そんなことが人間に可能かどうかは、よくわかりませんが――