マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

言葉は利便性に敏感

 きのうの『道草日記』で、

 ――なぜ「終わコン」ではなく「オワコン」なのか。

 と書きました。

 書いた後で、
(たんに変換が面倒だから?)
 と思いつきまして――

 パソコンやスマホやケータイでは、「オワコン」と入力するほうが「終わコン」と入力するよりも、あきらかに楽ですものね。

 言葉は利便性に敏感だと思っています。

 最たる例は――
 たぶん音便化でしょう――例えば「読んでいた」が「読んでた」に変化するというような――

 言葉は道具です。

 人が、その利便性をつねに感じとれるように――
 言葉は変化し続けていくものです。

 ――「オワコン」と表記するより「終わコン」と表記するほうが、見る人に意味がわかりやすい。

 という理屈は――
 変換のしやすさという利便性の前には、大した意義を感じさせないでしょう。

 実際、僕だって思いますもの――

(「終わコン」より「オワコン」のほうが楽だ~)
 と――(苦笑