今日は立春ですね。
立春を迎えると――
しばしば、
――暦の上では春の始まりなのに、まだまだ寒い。
などといわれます。
が――
立春から立夏までが春であり、冬の盛りである冬至と春の盛りである春分との中間が立春だそうですから――
まだまだ寒いのは、当たり前です。
加えて――
立春や立夏、冬至、春分などは、気温の高さではなく、日照の長さを基準に決めていますから――
どうしてもワンテンポ早くなる――
気温の高低とは、そもそも日照の長短をワンテンポ遅れで反映したものだからです。
つまり――
立春が未だに寒いのは、至極当然の摂理といえましょう。
ということは――
この時期によくきかれる「暦の上では春の始まりなのに……」という文句は、
――いわずもがな
ではないでしょうか。
――暦の上での春の始まりなので、まだまだ寒い。
というほうが、まだしも意義深いように感じます。