マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

世の中を突っ走るように生き、いつか壁に激突して

 世の中を突っ走るように生き、いつか壁に激突して再起不能に陥る人というのは――

 自分のことが見えていないか――
 あるいは――
 自分のことをあえて見ようとしていないか――

 そのどちらかではないでしょうか。

 自分のことをあえて見ようとしていないというのは――
 まあ、その人の生き方の問題ですから――
 周囲が、とやかくいわなくてもよいと思いますが――

 自分のことが見えていないというのは――
 何とかしてあげられるかもしれません。

 つまり――
 何か適切な警告を行うことで――あるいは、警告までいかないまでも、何らかの助言を示唆することで――
 壁に激突して再起不能に陥ることから、何とか救ってあげられるのではないか、と――

 多くの場合――
 それは幻想です――「幻想」が表現としてキツければ、「希望的ないし楽観的観測」――

 自分のことが見えていない人も――
 あえて見ないようにしている人も――

 その違いは――
 実は紙一重でさえ、なかったりします。