マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

応用よりも基本、結論よりも仮定

 人は――
 ある程度、知識をたくわえ、理解を深め、他者から独立して考えることができるようになったなら――
 何よりも、
 
 ――基本
 
 や、
 
 ――仮定
 
 を大切にしていく必要があります。
 
 ――応用よりも基本
 
 ――結論よりも仮定
 
 という意味です。
 
 他者から独立して考えられる人は――
 基本を踏まえて応用を実践することができますし――
 仮定を踏まえて結論を導出することができます。
 
 応用の実践や結論の導出は――
 しっかりとした知性の備わっている人が行えば――
 結果は必然的に等しくなります。
 
 つまり、応用の実践や結論の導出は、
 
 ――誰がやっても一緒……。
 
 もしくは、
 
 ――誰がやっても大差はない。
 
 なのです。
 
 ところが――
 どんなに優れた知性を備えた人でも――
 基本を根底から習得していなかったり、仮定を明確に意識していなかったりしたら――
 有効な応用や有理の結論には至りません。
 
 このことは――
 あらゆる基本の根拠となる基本――
 あらゆる仮定の前提となる仮定――
 といえるでしょう。