本当に大切に思っていることを――
人は、ふつうは安易に他人に見せようとしたり語ろうとしたりはしません。
ということは――
本当に大切なことというのは、ふつうに暮らしている限りは――
そう簡単には見聞きできないのですね。
誰かの懐に飛び込んで――
それをこっそり見せてもらおうと思ったり、こっそり語ってもらおうと思ったりしなければ――
未来永劫、知ることはないといってよいでしょう。
テレビやネットや新聞・雑誌・書籍に触れているだけではダメなのです。
それらに触れることは有益ですし――
それらから学べることが土台になって「本当に大切なこと」を知ることができるのは間違いないのですが――
でも――
それは十分ではない――
人は――
テレビやネットや新聞・雑誌・書籍に頼るだけではなくて――
誰かと一対一で向き合うことでしか――
本当に大切なことを知ることはできないのです。