大きくて根が深い問題というのは――
問題の全容が、なかなか明らかにならないものです。
そのまさに「問題の全容が明らかになりにくい」という点こそが、問題の本質――大きくて根が深い問題の本質――であったりします。
当然ながら――
そういう問題に一生懸命に取りくんでいても、得られる利益は薄いものなのですが――
それでも――
取りくむ意義はあります。
なぜならば――
そういう「大きくて根が深い問題」が、この世の中には確かに存在するということを――
体感できるからです。
一般に、「大きくて根が深い問題」を知っているのと知らないでいるのとでは――
その後のあらゆる問題に取りくむ姿勢が変わってきます。
少し大げさにいえば――
その後の人生の歩み方が変わってくる――
できるだけ若いうちに、「大きくて根が深い問題」を知っておきたいものです。