マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「無私の心」を本当に実践しようとしている政治家というのは

 ――社会の利害調整
 
 という政治の原理に照らせば――
 
 政治家には、
 
 ――無私の心
 
 が何よりも必要と思うのですが――
 
 僕の個人的な印象として――
 この「無私の心」を本当に実践しようとしている政治家というのは――
 ときに中傷されやすいように思います。
 
 少なくとも、同じ政治家からは中傷されやすい――
 とりわけ「無私の心」を本当には実践しようとしていない政治家から、中傷されやすい――
 
「無私の心」の実践には、相応の覚悟や辛苦を伴います。
 常人には過酷な課題です。
 
 この課題に生真面目に取り組もうとする政治家は――
 生真面目に取り組もうとしない政治家にとっては、煙たい存在に違いありません。
 
 つい中傷したくなるのは人情でしょう――自分の立ち位置を正当化せんがためにも――
 
 個々の政治家について――
 その政治家が本当に「無私の心」を実践しようとしているかどうかは――
 有権者の一人ひとりが真剣に吟味しなくてはならないことです。
 
 が、その際――
 他の政治家の評価を抜きにして吟味することは、なかなかに困難です。
 
 それゆえに――
 危険なのですね。
 
「無私の心」を本当には実践しようとしていない政治家によって、「無私の心」を本当に実践しようとしている政治家が不当に貶められているかもしれない可能性を――
 有権者は、つねに警戒しなければなりません。