マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

会議と打ち合わせとが混同されないようにするには

 会議と打ち合わせとの違いは何でしょうか。

 会議というのは――
 参加者が意見を述べ合い、互いの意見に何らかの影響を及ぼし合った結果――
 会議の前には、参加者の誰もが想定していなかったような創造的な結論に至る――
 そういう集まりこそが、会議であろうと思います。

 これに対し――
 打ち合わせというのは――
 参加者が情報を持ち寄り、伝え合い、共有する――
 ただ、それだけです。

 会議には、最低でも30分はかかります。
 できるなら、90分はかけておきたい――90分というのは、人の集中力が持続するギリギリの時間です。

 十分に時間をかけなければ――
 創造的な結論に至ることはありえません。

 つまり――
 会議というものは、参加者の集中力が持続する限り、長ければ長いほどよい――

 一方――
 打ち合わせは、短ければ短いほどよい――

 おそらく、30分も要りません――15分で十分――
 参加者が熟練してきたら、たぶん5分で終わります。

 あるいは――
 参加者が集まる必要性すら、ないかもしれない――
 回覧板や掲示板で済むかもしれない――
 そういう集まりこそが、打ち合わせというものです。

 以上を踏まえると――
 決して、あってはならないことは――

 ――会議みたいな打ち合わせ

 および、

 ――打ち合わせみたいな会議

 です。

 例えば――
 時間的に短ければ短いほどよいと思われている会議――
 時間的に長ければ長いほどよいと思われている打ち合わせ――

 そういう会議や打ち合わせは――
 端的にいって――
 参加者一人ひとりの時間や手間、集中力の無駄といえます。

 会議と打ち合わせとが混同されないようにするには――
 どうしたらいいか――

 それを――
 一つの案として申し上げると――

 例えば――
 会議ないし打ち合わせの開始時刻および終了時刻を明示し、周知させることです。

 開始から終了までが30分以上なら会議、15分以下なら打ち合わせ――
 というように――