マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

小さな課題をたくさん片付けるより

 小さな課題をたくさん片付けるより、大きな課題を1つでも片付けるほうが――
 より創造力を駆使した気持ちになれるのですが――

 実際のところは、どうなんでしょう?

 15分も考えれば解決策がみえてくる課題60個に取り組むよりは――
 15時間も考えても解決策がみえてこない課題1個に取り組むほうが――
 より高い創造力を要するのではないか、と――

 とはいえ、

 ――下手な考え、休むに似たり。

 ともいいます。

 15時間以上にわたって「うんうん」うなっていても、それは単なる時間の浪費かもしれません。

 それよりは、15分未満で「ちゃちゃ」っと多くの解題を解決していくほうが――
 より意義深いかもしれない――

 少なくとも――
 頭の血の巡りは良くなりそうです。

 ただし――
 創造力という観点では、どうなのでしょうね。

 多くの簡単な課題を次々と解決していくときに――
 人は、創造力を使っているのでしょうか。

 ちょっと、そこが疑問なのです。

 創造力は、人の知的な営みの中核といってもよいでしょう。

 創造力の駆使は、人の知性の土台であるはずです。

 そういえば、「多くの簡単な課題を次々と解決していく」というのは、人でなくても可能ですよね。

 コンピュータにも可能です。