聞いていて全く元気の出ない話というのは――
先送りの話でしょうか。
――あとでやろう。
――今はしないほうがいい。
――そのうちになんとかなる。
――誰かがなんとかしてくれる。
そういう話――
いま取り組むべき課題に目をつむり――
その課題が他力本願的に解決されるのを無意識に待つような話――
受け身の話――
そういう話に接すると、
(そんなに頑張って能動的に生きなくてもいいんじゃないか)
と思ってしまいますね。
もちろん――
能動的に生きなければ、あとで、ほぞをかむのは自分自身なのですが――
そういう後悔を――
少なくとも僕はしたくないので――
たとえ受け身の話ばかりを散々きかされても――
その話に感化されることなく、敢然と能動的に生き続けていきたいとは思いますが――
それは――
精神的には、なかなか苦しいことではあります。