マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「人類には早すぎた」

 ――人類には早すぎた。

 という言い方があるそうですね。

 あまりにも個性的もしくは独創的であるために――
 一般のユーザーからは敬遠されるようなコンテンツ――ゲーム、アプリケーション、マンガ、小説、映画、アニメーションなど――を指すのだそうです。

 いや~、面白い――(笑

 実にユーモアに富んだペーソスです――「アイロニー」というには、ちょっと冷徹さが足らないというか、優しさに溢れすぎているというか――

 誰かに、

 ――あのゲーム、超クソゲーだったよな~。
 
 と同意を求めて、

 ――う~ん、ちょっと人類には早すぎたね~。

 と返されたら――
 何となく心温まりそうではありませんか(笑

 ……

 ……

 原典が何なのかが気になったので――
 ちょっと調べてみたのですが――

 残念ながら――
 よくわかりませんでした。

 思うに――
 サイエンス・フィクションや科学ファンタシーの類いに登場した何らかのキャラクターの言葉ではないでしょうか。

 そうした物語の中で、先鋭的な科学者とか思慮深い政治家とかが、

 ――彼らとの接触は、まだ人類には早すぎだのだ。

 とかいっていそうではありませんか。

 もちろん――
 この場合の「彼ら」というのは、いわゆる「宇宙人」とか「地球外生命体」とかを指しているわけですが――

 ちなみに、

 ――クソゲー

 というのは、「クソみたいなゲーム」の意味で――
 一般のユーザーやアナリストなどが酷評をする場合に用いる言葉で、

 ――超クソゲー

 というのは、「超絶的にクソみたいなゲーム」という意味です――
 念のため――(苦笑