マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

実写――live action

 実際の風景や実際の人物の動作などを映像に撮ることを、

 ――実写

 といいますよね。
 コンピューターグラフィックスやアニメーションと対比される言葉です。

 この「実写」に相当する言葉を英語に求めると、

 ――live action

 に行き当たります。
 ここでいう「live」とは、

 ――今まさに実演されている

 とか、

 ――録画されたものではない

 といった意味です。

 よって、「live action」を直訳すると、

 ――実動

 といったところでしょうか。

 つまり、日本語で「実写映像」という場合に、英語では「実動映像」といっているわけですね。

 日本語では、「実際の風景や実際の人物の動作を写した映像」の「実際の」と「写した」とに着目して「実写」とするところを――
 英語では、「実際の」と「動作」とに着目して「実動」とする――

 こういう日本語と英語との違いが何に由来しているのかは、ちょっと気になるところですが――

 こうした違いは――
 日本人が英語でコミュニケーションをとる時には、ぜひとも押さえておきたいポイントでしょうね。