マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

その失敗談は“本物”か

 失敗にも――
 当たり前ですが――
 色々な性状があります。

 いかにも自分がやってしまいそうな失敗があれば――
 自分ではまずやらなさそうな失敗もあります。

 よって――
 誰かの失敗を紹介するときに――
 自分もやってしまいそうな失敗を紹介するのと――
 自分はまずやらなさそうな失敗を紹介するのとでは――
 意味合いが全く違うと考えています。

 自分もやってしまいそうな失敗を紹介するのは――
 けっこう勇気が要ります。

 その分、高いプレッシャーもかかります。

 が――
 自分はまずやらなさそうな失敗なら――
 わりと気楽に紹介できる――

 ――所詮は他人事――

 と割り切れるからです。

 よって――
 人が、誰かの失敗に言及しているときには――
 その失敗に対するその人の距離感が最も大事といえるでしょう。

 はたからみて――
 その人自身も、いかにもやってしまいそうな失敗に言及しているなら――
 その失敗談は“本物”です。

 いかにもやらなさそうな失敗に言及しているなら――
 話半分にきいておくのがよいでしょう。