失敗にも――
当たり前ですが――
色々な性状があります。
いかにも自分がやってしまいそうな失敗があれば――
自分ではまずやらなさそうな失敗もあります。
よって――
誰かの失敗を紹介するときに――
自分もやってしまいそうな失敗を紹介するのと――
自分はまずやらなさそうな失敗を紹介するのとでは――
意味合いが全く違うと考えています。
自分もやってしまいそうな失敗を紹介するのは――
けっこう勇気が要ります。
その分、高いプレッシャーもかかります。
が――
自分はまずやらなさそうな失敗なら――
わりと気楽に紹介できる――
――所詮は他人事――
と割り切れるからです。
よって――
人が、誰かの失敗に言及しているときには――
その失敗に対するその人の距離感が最も大事といえるでしょう。
はたからみて――
その人自身も、いかにもやってしまいそうな失敗に言及しているなら――
その失敗談は“本物”です。
いかにもやらなさそうな失敗に言及しているなら――
話半分にきいておくのがよいでしょう。