本でもマンガでもゲームでも映画でもテレビ番組でも――
すこぶる評判のよいコンテンツがあると――
そのコンテンツを逆に悪くいっている批評やコメントなどをネットで探します。
そして――
その批評やコメントに説得力があるかないかをみるのです。
もし、説得力があれば――
そのコンテンツへの関心は、どんどん薄れていきます。
もし、説得力がなければ――
そのコンテンツへの関心は、がぜん強くなっていきます。
(自分の感覚で確かめよう)
という気になるのですね。
そういう意味で――
僕は、好評よりも悪評を重視しているといえます。
もちろん――
その悪評を鵜呑みにするのではなく――
その悪評の説得力を見極めたいと思っているのですね。
好評を――
僕は、重視していません。
メディア戦略に長けた人なら――
いくらでも説得力を偽装できてしまうからです。
が――
悪評で説得力を偽装することは、かなり困難だと思っています。
何かのコンテンツについて、真剣に悪くいうには――
それなりの見識と覚悟とを要します。
小手先のテクニックで誤魔化せるものではありません。
悪評は、本物の悪評にだけ、説得力が宿るのです。