性格が悪い人というのは――
一般に、心に余裕を持っていない人のことをいうのでしょう。
それを――
僕は、よくわかっているつもりです。
何しろ――
僕自身よく、
――性格が悪い。
といわれますので……(苦笑
そういわれるときには――
たしかに、心に余裕がないときなのですよね。
……
……
よって――
一般に――
性格が良い人というのは――
いつも心に余裕を持っている人のことでしょう。
……
……
いいですね。
すばらしいと思います。
……
……
が――
そういう人に、ぜひとも気をつけていただきたいことがあります。
それは――
無理をして心に余裕を持とうとしてはいけない――
ということです。
性格が良い人というのは――
本来なら、とうてい心に余裕を持ってはいられないような状況にあってさえ――
心に余裕を持とうとします。
そして――
実際に、余裕を持っていることが多い――
自分の心を偽って――
強いて余裕を持っているのですね。
その結果――
いつしか、心が綻び――
やがて、心が破れ、壊れてしまう――
そういう危険性が――
性格の良い人には、必ずといってよいほどに、ついてまわります。