マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

300mの津波

 人類は、300mの津波は経験していないはず――
 というようなことを――
 4日前の『道草日記』で述べましたが――

 もしかしたら――
 経験しているのかもしれないのだそうです。

 こう述べると、

 ――そもそも、300mの津波なんて、ありうるの?

 と驚かれる方も少なくないと思いますが――

 たしかに――
 300mの津波地震で生じることは考えにくいのだそうです。

 が――
 地震以外の原因でなら、300mの津波が生じうるのだとか――

 その原因とは――

 ……

 ……

 隕石衝突です。

 直径が数十mほどの微小な隕石なら――
 毎日、数十個は、地球の大気圏へ突入してきているそうです。

 微小な隕石なら、大気との摩擦で燃え尽き、地表に到達することはありません。

 むしろ、僕らに流れ星を見せてくれるので――
“ほほえましい自然現象”といえるのですが――

 直径が300mを超えると――
 そうもいっていられなくなります。

 そのような隕石は、燃え尽きることなく、着実に地表に衝突し――
 地表に甚大な影響を与えます。

 陸地に衝突すれば、その辺りの全ての物が焼き払われ――
 海面に衝突すれば、その衝撃によって津波が生じます。

 直径が数百mの隕石であれば、300mの津波の原因にもなりうる、とか――

 そのような隕石の衝突は――
 だいたい数千年に1回くらいの頻度で起こっていると見積もられているそうです。

 数千年に1回なら――
 人類は1~3回は経験しているはずなのですね――人類の歴史は、ざっと1万年前から始まると考えられていますので――

 ひょっとすると――
 かの有名なノアの方舟の伝説で語られる大洪水の発生やアトランティス大陸ムー大陸の水没の伝承は――
 巨大隕石の衝突で生じた大津波を意味しているのかもしれない――
 そんな想像も可能です。

 ……

 ……

 そんなことが――
 近い将来、実際に起こらないことを――

 切に祈るばかりです。