世の中の仕事の多くは――
上限のない目標を追いかけるか――
下限のある目標に追われるかの――
どちらかでしょう。
上限のない目標を追いかけるのは――
利益獲得型ないし利益追求型の仕事といえます。
一般的な企業活動や学術研究などが、これに当たります。
下限のある目標に追われるのは――
損害回避型ないし損害抑制型の仕事といえます。
官公庁の公務や医療・福祉などが、これに当たります。
どちらにも醍醐味があり――
また、過酷さがあります。
が――
おそらく――
それぞれの型にあわせた適正な努力を続けている限り――
どんな仕事であっても、その機会を享受できるでしょう。
問題なのは――
それぞれの型にあわない不適正な努力を続けている場合です。
上限のない目標を追いかける仕事なのに――
下限のある目標に追われているつもりで無為に過ごしているとか――
下限のある目標に追われる仕事なのに――
上限のない目標を追いかけているつもりで徒労に苛まれているとか――
……
……
そういう場合は――当たり前ですが――仕事を変えるのが一番です。
上限のない目標を追いかけたいのなら――
そういう仕事へ――
下限のある目標に追われたいのなら――
そういう仕事へ――
ちなみに――
ここでいう「下限のある目標」とは、いわゆる、
――ノルマ
のことです。
「下限のある目標」がわかりづらい方は――
ぜひ、「ノルマ」に置き換え、ご理解くださりますように――