邪道しか歩めない人――
というのが――
世の中には――
一定の割合で――
確実に存在するのです。
邪道しか歩めない――つまり、正道を歩めない人――のことですね。
……
……
もちろん――
世間一般には――
邪道より正道のほうが好まれます。
よって――
邪道しか歩めない人は――
正道しか歩まない人よりも――
概して、蔑まれる傾向にあります。
が――
蔑まれても、畏れられれば――
いつしか、称讃がついてくる――
人の世とは――
そうしたものです。
……
……
邪道を極めて栄耀を勝ちとる――
それを――
正道を歩めない人は――
目指せばよいのです。
……
……
世間体に惑わされ――
無理に正道を歩んで――
野垂れ死にをする――
これを――
何としても避けねばなりません。