マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「クイニーアマン」が覚えられない

 クロワッサン風のパン生地にバターと砂糖とを織り込んで焼いたお菓子を、

 ――クイニーアマン

 といいますね。

 織り込まれた砂糖が溶け出して表面を覆って――
 いかにも甘そうな光沢を放っています。

 僕は、日頃はパンを好まず――
 もっぱらご飯ばかり食べているのですが――

 いわゆる菓子パンは大好きで――
 クイニーアマンも好きな菓子パンの一つです。

 が――
 この「クイニーアマン」が、なかなか覚えられずにいます。

(クイアーニマン?)

(クイニアーマン?)

(ク二ミーアマン?)

 ……

 ……

 といった感じです。

 ……

 ……

 きょう――
 意を決し、ネット検索を試みて――
 ようやく、

 ――クイニーアマン

 とわかった次第――

 ……

 ……

 たぶん、来週には忘れています(苦笑

 ……

 ……

 この「クイニーアマン」――
 意味は「バターの菓子」だそうで――

 何語なのかと思って、さらに検索してみると――


 だそうです。

 別名に「ブレイス語」「ブルターニュ語」があります。

 僕は「ブレイス語」も「ブルトン語」もきいたことがなく――

(なんだ、それは!)
 と、すっかり戸惑ってしまったのですが――

 幸い「ブルターニュ語」はきいたことがありましたので――

 何となく納得できました。

 ブルトン語は、フランス北西部ブルターニュ地方の一部で話されてきた言語だそうです。
 インド・ヨーロッパ語族の一つ、ケルト語派に属します。

 ヨーロッパでは、紀元前400年頃まで、ケルト人(「ケルト系」と呼ばれる人々)が広く栄えていました。

 そのケルト人によって用いられていた言語の集合が、ケルト語派です。

 その後――
 ケルト人がローマ人やゲルマン人に追われることによって――
 ケルト語派は、現代までに、アイルランドやイギリス、フランスの一部で用いられるだけとなりました。

 なので、

 ――ブルトン語は、言語としてメジャーか、マイナーか。

 と問われれば――
 答えは、

 ――マイナー

 とせざるを得ませんが――

 ……

 ……

 ――クイニーアマン

 くらいは正確に覚えた方がいいですよね~。