仕事の成果が――
時間単位で出るのか――
日にち単位で出るのか――
あるいは――
月単位か――
年単位か――
成果が出るまでに必要な期間というのは――
仕事によって様々です。
概して――
時間単位や日にち単位で成果の出る仕事は取り組みやすく――
月単位や年単位で成果の出る仕事は取り組みにくいといえます。
人は、基本的には、そんなに気長ではないからです。
が――
ときどき――
月単位や年単位でしか成果の出ない仕事を苦にしない人がいます。
そういう人は――
時間単位や日にち単位で成果の出る仕事に取り組むときとは――
少し違った視点を獲得しているようです。
それを一言でいうならば、
――目に見えない成果や目に見えにくい成果をいかに汲み取っていくか、という視点
です。
――前景によって隠されている背景の事象への眼差し
といいかえてもよいでしょう。
目に見える成果にしか関心を払えない人は――
時間単位や日にち単位の仕事には、きちんと取り組めても――
月単位や年単位で取り組む仕事には、残念ながら、ほとんど取り組めません。