問題を抱え、悩み、苦しんでいる人に接し、
――何とかしてあげなきゃ。
とは思うけれども――
その問題の解決方法がわからず、そのまま何もしないで放っておく――
ということを――
人は、ついやってしまいがちです。
……
……
もちろん――
その問題の解決方法を教えてあげられれば――
それが、いちばん良いのかもしれませんが――
その解決方法をたまたま自分だけが知っている、ということは――
ほぼ、ありえないはずです。
自分が解決方法を知っていれば――
その問題を抱え、悩み、苦しんでいる人も、たぶん知っているに違いありませんので――
……
……
では――
そんなとき、自分に何ができるのか――
……
……
僕は、
――その問題の解決方法は、私にもわからない。
ということを――
明確に伝えてみたら――
案外、助けになるのではないかと思っています。
もちろん――
それが明確に伝わったところで、単なる気休めにしかなりえませんが――
それでも――
いま実際に問題を抱え、悩み、苦しんでいる人にとっては――
そうした気休めは、決して無価値ではありません。
何ごとも――
できることから始めるのが基本です。