マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

戦いの物語の主人公は女性に限る

(戦いの物語の主人公は女性に限る)
 と思っています。

 それも――
 色気のある女性が良い――
 物語の受け手の男の何割かが、ほぼ確実に疑似恋愛感情を抱いてしまうくらいに――
 色気のある女性が――

 ……

 ……

 なぜか――

 ……

 ……

 戦いをリアルに描いても支障がないからです。

 戦いの物語の主人公が男性だと――
 その戦いをリアルに描いてしまえば――
 もう、どうしようもなく、凄惨な物語にならざるを得ません。

 リアルな戦いが、いかに凄惨かは――
 人類の歴史が教えるところです。

 そんな戦いの物語は――
 受け手を幸せにはしません。

 ただ慄然とさせ、暗澹とさせるだけです。

 が――

 ……

 ……

 主人公を女性にすれば――
 そうはなりません。

 とくに――
 色気が十分にあって、簡単に恋愛対象になれそうな女性であれば、なおのこと――
 そうはならない――

 そういう女性が戦う設定それ自体が――
 完璧なフィクションだとわかるからです。

(いやいや……、この話、ぜったいウソでしょ。だって、ありえないし……)
 と――

 ……

 ……

 念のために断っておきますと――

 物語の主人公のポテンシャルは、男女で同等だ、と――
 僕は思っています。

 が――

 戦いの物語に限っては――
 同等ではありません。

 女性が主人公のほうが、
(断然、ポテンシャルは高い)
 と思っています。