バッド・エンドに膨らんだ『花木蘭伝説』の物語の――
あらすじだけを――
きのうまでの『道草日記』で、お示ししました。
もちろん――
物語ですから――
好き嫌いはありますし――
10人が物語を作ったら――
おそらく10通りのあらすじになるわけで――
僕がお示ししたあらすじに何か意義があるわけはないのですが――
少なくとも、
――バッド・エンドに膨らんだ
の条件は満たしているので――
例えば――
あのジャン・ヌダルクの物語にも通じうる鮮烈さは、
(多少は醸し出せたかな)
と思っています。
国境の戦場で目覚ましい活躍をし――
帝から格別の褒賞を得たということ以外は――
これといった特長のない等身大の女性として描けたように思えることに――
満足しています。
ジャンヌ・ダルクもそうですが――
花木蘭のような女性は――
清潔感はあっても、あまり美人ではないほうが――
ずっと魅力的ではないでしょうか。
よって――
もし、『花木蘭伝説』の物語を映像化ないし舞台化するのであれば――
ふだんは脇役に徹するような華やかさを売りにしていない女優さんが適任でしょう――興行的には少し困るかもしれませんが――