生物種としてのヒトが、自身の生殖欲求を満たそうとするのは、
――生殖を完遂させるため――
ではなく、
――楽しむため――
である――
ということを――
きのうの『道草日記』で述べました。
……
……
人類の対抗文化の中で――
まさに、この、
――楽しむために生殖欲求を満たそうとする性質
に起因していたといえます。
もちろん――
楽しみ方にも色々あるわけです。
ある人々にとっては――
が――
別のある人々にとっては――
……
……
――虐
が鍵です。
――誰かに虐を加える。
のがサディズムで、
――自分が虐を被る。
のがマゾヒズムです。
以上のことは――
冷静に考えてみたら、
――かなり恐ろしい事実
を示唆しています。
つまり――
生物種としてのヒトは――
おそらくは、
――虐を楽しめる存在
なのですね。
もちろん――
大半の人々は、その楽しみ方に何らかの形で歯止めがかかっていて――
その歯止めがかかっていない人々についても――
自分が主体となって楽しむか、自分が客体となって楽しむかは――
それぞれに異なるのでしょう。
が――
そこは、ともかくとして、
――虐を楽しめる
あるいは、
――虐を楽しめてしまう
そうした性質を――
生物種としてのヒトは、どうやら潜在的にもっているらしい――
その意味で――
重いのです。