――虐
を楽しめなかったら――
生物種としてのヒトは――
今日のような繁栄は築けなかったであろう――
ということを――
きのうの『道草日記』で述べました。
……
……
実は、
――虐
以外にも――
ヒトは、あることを楽しめるから――
今日のような繁栄を築けた、と――
僕は考えています。
その“あること”とは、
――闘
です。
あるいは、
――戦
でも、
――争
でもよいでしょう。
ヒトは――
闘うことが、少なくとも潜在的には、大好きなのですよね。
だからこそ――
この地球上の表舞台から他の生物種を駆逐・放逐することに成功した――
……
……
しばしば、
――闘いは無意味だ。
と達観を述べる人がいます。
それは、その通りだ、と――
僕も思うのですが――
その達観が――
上辺だけのものなのか――
それとも――
その、
――闘
を楽しむ性質が――
ヒトに長い進化の過程で付与されたかもしれないことを十分に踏まえた上でのものなのか、で――
趣きは――
だいぶ変わってくると思うのです。