マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

小さな幸せの見つけ方

 ――戦争

 という名の、

 ――殺(ころ)しあい

 をなくすには、

 ――不幸せにガマンをするということ

 ではなく、

 ――小さな幸せに満足をするということ

 が必要である――

 と、きのう、のべました。

 

 ――自分や自分たちだけが小さな幸せで満足をする。

 ということではなくて、

 ――自分や自分たちだけでなく、相手も、小さな幸せで満足をする。

 ということです。

 

 そのような、

 ――小さな幸せ

 というのを、どのようにしたら見つけられるのか――

 

 その見つけ方を――

 きのう、ぼくは、みなさんに問いかけましたね。

 

 どんな、みつけ方があるか――

 みなさん、わかりましたか。

 

 その「見つけ方」というのは――

 

 ……

 

 ……

 

 ――話しあい

 です。

 

 ――戦争

 という名の、

 ――殺しあい

 を、

 ――話しあい

 によって、なくす――

 ということなのですね。

 

 ……

 

 ……

 

 ――話しあい

 と、きいて、

 ――なぁんだ、そんなことか。

 と思った人もいるでしょう。

 

 が――

 

 ――話しあい

 というのは、とても奥(おく)が深いのですよ。

 

 ――話しあい

 では――

 まずは相手の話をよくきくということ――

 

 そして――

 相手の話をふまえ、自分や自分たちの話をきちんとするということ――

 

 その上で、さらに相手の話をよくきくということ――

 

 このくりかえしが、

 ――話しあい

 です。

 

 このような、

 ――話しあい

 をしんぼう強くつづけていくことによって――

 自分や自分たちにとっての

 ――小さな幸せ

 とは何か――

 あるいは――

 相手にとっての、

 ――小さな幸せ

 とは何かを――

 さぐっていきます。

 

 その幸せは――

 自分や自分たちにとっては、

 ――大きすぎる幸せ

 ではないか――

 あるいは――

 相手にとって、

 ――大きすぎる幸せ

 ではないか――

 

 あるいは――

 実は、

 ――小さな幸せ

 ではなくて、

 ――小さな不幸せ

 ではないか――

 

 そういったことを――

 一つひとつ、ていねいに、さぐっていく――

 

 その結果――

 自分や自分たちにとっての、

 ――小さな幸せ

 とは何か――

 あるいは――

 相手にとっての、

 ――小さな幸せ

 とは何かを――

 見つけていくのです。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』