マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

面白くて有意義な“問い”とは?

 学問の面白さや意義を決めるのは、

 ――問い

 である。

 

 立てられている、

 ――問い

 が面白くて有意義であれば――

 

 その学問は――

 面白くて有意義である。

 

 ……

 

 ……

 

 では――

 

 どんな、

 ――問い

 が、面白くて有意義なのか。

 

 ……

 

 ……

 

 ――人とは何か。

 とか、

 ――何が自分のためになるか。

 とかいった“問い”は――

 一部の学者にとっては、間違いなく、面白いし、有意義である――

 とは、いえる。

 

 が――

 あらゆる学者にとっても、そう――

 とは、いえぬ

 

 ――「人とは何か」などに興味はない。

 とか、

 ――「何が自分のためになるのか」など、どうでもよい。

 とかいう学者も――

 おそらくは、いる。

 

 ――恩師が何を求めているか。

 とか、

 ――何が研究費を得やすいか。

 とかいった“問い”も――

 一部の学者にとっては、大変に面白く、真に有意義であるかもしれぬが――

 

 そのような“問い”を歯牙にも掛けぬ学者は多い。

 

 そもそも、面白さや意義というものには――

 概して――

 普遍性はない。

 

 ある者にとっては面白く、有意義であることが――

 別の物にとっては退屈で、無意義である――

 ということは、まったく珍しくない。

 

 時代や場所の影響も――

 少なからず、ある。

 

 が――

 

 それでも――

 

 面白い“問い”はあるし――

 有意義な“問い”はある。

 

 ある“問い”が、他の何か別の“問い”よりも、明らかに面白くて有意義である――

 ということが――

 しばしば見聞きされる。

 

 どんな“問い”が――

 面白くて有意義なのか。

 

 ……

 

 ……

 

 『随に――』