一般に――
健康には1日3食が良いとされる。
が、今日、書店を覗いていたら――
1日2食のほうが良いとする書籍があった。
これでは、人々は迷ってしまうかもしれぬ。
一般に、1日2食より1日3食のほうが良いとされる理由は――
2食だと、つい食べすぎてしまうからである。
食間が伸び、空腹感が強くなり、それが食べすぎに通じるというわけだ。
で――
1日2食が良いとする書籍は、
――1日2食で小食を保つ。
ということであった。
結局、1日2食説も1日3食説も、主張するところは同じである。
曰く、
――食べすぎは健康に害である。
と――
ヒトの体は、食べたものを蓄えるようにはできておらぬ。
食べたものは、すぐに消費されるようにできている。
それなのに――
食べすぎると、どうなるか。
車を思い浮かべると良い。
食べすぎは、ガソリンの買いすぎに相当する。
買いすぎたガソリンは、ボンネットの下やトランクの中に蓄えるしかない。
それが、いかに車にとって不自然なことであるかは、容易に想像できよう。
不自然なだけでなく、危険でもある。
ガソリンは、常に必要な分だけ――タンクに入る分だけ――購入するのがよい。